医療・福祉食お役立ちTIPS!

医療福祉食のさまざまなノウハウをご紹介いたします。

第2回 冬至の南瓜は万能薬!!

南瓜イメージ 「冬至」。12月22日〜23日頃、昼が一年中で一番短く、逆に夜が長くなります。この日に南瓜を食べると病気にならないと、古くから各地で言い伝えられています。その他にも「厄除けになる」「風邪をひかない」「脳卒中にならない」「長生きする」などの言い伝えがあります。

なぜ、そんな言い伝えがあるのでしょうか?それには栄養成分に根拠があるのです。
南瓜には、体内でビタミンAに変化するβカロチンがたっぷり含まれています。ビタミンAの作用は全身に及び、皮膚や目の粘膜、胃腸、気管支などを被う上皮組織に働き、粘膜を健康に保ちます。ビタミンAが不足すると肌はかさつき、呼吸器に細菌やウイルスが侵入しやすくなると、風邪をひきやすくなります。またβカロチンは抗酸化物質であり、体内で生じる活性酸素から体を守ることによって、ガン発生を予防したり、コレステロールを減らす効果があるのです。

ビタミンB1やビタミンB2も効率良く摂取することができます。ビタミンB1は、酵素が糖質を分解しエネルギーに変えるのを助ける役割をしています。その為、ビタミンB1が不足すると糖質が分解できず、乳酸などの疲労物質がたまって疲れやすくなります。一方、ビタミンB2は健康な皮膚、髪、爪を作るのに不可欠です。エネルギーの代謝や細胞の再生を促進し、動脈硬化や老化を促進させる「過酸化脂質」の害から体を守ります。

ビタミンCには免疫力を高める働きがあり、白血球の働きを強化したり、ウイルスに攻撃をしかけたりして体を守ります。ビタミンCをたっぷり摂ることによって、肌のシミを防いだり、免疫力を高め風邪を予防することができます。

食物繊維は特に皮の部分に多く含まれています。食物繊維は便秘に効果的で、腸内の有用菌を増やして、腐敗菌を減少させます。腸内環境が整うと免疫力がアップし、腸の疾患や高血圧や糖尿病などの改善に効果があります。

このように様々な効果がある「南瓜」。和食、洋食と様々な料理に使われる人気の食材ですが、寒い冬にぴったりの料理に「ほうとう」があります。ほうとうは山梨県を中心とした地域で作られる郷土料理ですが、その歴史は古く、戦国時代とも平安時代とも言われています。小麦粉を水で練った幅広の麺を使用するのが特徴で、南瓜は欠かせませんが、その他の材料は何を入れても構いません。味噌仕立てで、とても体の温まる料理です。気温が下がり、体力の落ちる冬至に栄養豊富な南瓜を食べて、寒い冬を無事に過ごそうというのは、まさに理にかなった先人の知恵と言えるでしょう。

ほうとう鍋

ほうとう鍋

材料(2人分)

  • ほうとう生うどん … 220g
  • 豚コマ肉 … 50g
  • かぼちゃ … 100g
  • ごぼう … 40g
  • 大根 … 80g
  • 人参 … 15g
  • しめじ … 30g
  • 生しいたけ … 2枚
  • 長ねぎ … 20g
  • 油揚げ … 10g
  • だし汁 … 800cc
  • 酒 … 20cc
  • みりん … 20cc
  • しょうゆ … 5cc
  • 味噌 … 50g

作り方

(1)かぼちゃ、大根、人参は厚さ1cmのいちょう切り、ゴボウは笹がきにし、ねぎは長さ2cmの斜め切りにする。しいたけはスライスし、しめじは小房に分けておく。

(2)油揚げは熱湯をかけて油抜きをし、1cmの幅に切っておく。

(3)鍋にだし汁を入れ、野菜を加えて火にかける。沸騰したら火を弱め約5分煮る。肉を入れ、アクを取り、酒、みりん、しょうゆを加える。

(4)ほうとう生うどんの粉を良く落としてから鍋にいれ、油揚げ、しめじ、しいたけを入れる。

(5)味噌を加えて約5分煮込む。お好みで七味をいれても味のアクセントになります。

栄養価(1人分)

  • エネルギー:315kcal
  • たんぱく質:13.7g
  • 脂質:6.4g
  • 糖質:46.6g
  • βカロチン:929µg
  • ビタミンB1:0.66mg
  • ビタミンB2:0.17mg
  • ビタミンC:17mg
  • 食物繊維:6.6g
  • 塩分:3.6g

バックナンバー

関連情報

医療食事サービス
医療・福祉給食分野のパイオニアである富士産業の、「医療食事サービス」をご紹介しています。
福祉施設食事サービス
医療・福祉給食分野のパイオニアである富士産業の、「福祉施設食事サービス」をご紹介しています。
医療関連サービスマークの認定取得について
富士産業株式会社は、サービスマーク認定事業者です。